ポキ男

デッドマックス/憎しみのサンダー・ロードのポキ男のレビュー・感想・評価

1.2
怒りが止まらない。いや、何も『マッドマックス』に騙されたからじゃない。しっかりモックバスターと分かった上で観た。だからこそ、どうしても許せない点がある。それは、無駄に映像と設定が良い点である。

映像は、本当に良い。荒廃した世界観をしっかり表してるし、何より普通に綺麗。こんな要素、B級映画に必要ないだろ。余計だよ。

設定も中々面白い。クライマックスで、この世界が○○○だったというどんでん返しがあるが、どこかで観た様だけど楽しそうな設定をつけようとしているところに余計腹が立つ。どうせ大した内容にできねえんだから余計な手を加えんな!

無駄に長いお喋りシーン、回収しようともしない世界観、ガバガバな伏線、ドン・キホーテで買ったような衣装、意味がわからない「紫外線病」というB級らしい要素を、自分たちの手でぶち壊している。こういう振り切っていないところが本当に嫌いだ。こないだ観た『フランケンジョーズ』はまさにB級って感じで楽しかったぞ!

確かこの作品も敬愛する「知的風ハット」さんが紹介してた気がするけど、こういうB級の出来損ないみたいなのは2度と紹介しないで欲しい。
ポキ男

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