yamasan

ユリゴコロのyamasanのネタバレレビュー・内容・結末

ユリゴコロ(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの投稿。
ふと、本屋で手に取って買ってみた、
ユリゴコロという小説。
読み始めて、主人公がノートを見つけて食い入る様に読み進むと、こちらも引き込まれてしまい、あっという間に読み終わってしまいました。
映画化されると知り、楽しみに待ち本日鑑賞。
普段、映画の原作は読まないのですが、今回は逆になってしまいました。先に話を知っていると答え合わせの様になるのが嫌なのですが、それはしょうがないですね。
小説を映画化すると、どの程度再現が出来ているのか、上手く映像化出来ているのか気になる所ですが、原作通りの再現はされていたと思えました。
いつも思うのですが、知名度のある役者はその人そのもののイメージが着き過ぎてしまって、入り込めないんですが、かといって素人には演技出来ないでしょうし。
しかし、吉高由里子さん、松山ケンイチさんは特にハマリ役だと思いました。
吉高さんのあの眼はヤバいですね!
何かやらかす感あり過ぎです。
みつことみさこのリストカットのシーンなど、ゾクゾクしました。二人とも三白眼同士でやりとりする感じ、普通じゃありません。

後半は尻すぼみ感がありましたが、(ヤクザの事務所でアレは無いですよね〜)
まずまずよく出来た作品だと思いました。

あと映像に関して、好みだなぁと思ってたのですが、ラストのクレジットで帝一の國も撮っていた今村さんという方とわかり、やっぱりかと思って嬉しくなりました。

小説という、誰かが頭の中で考えたモノを、
みんなで一丸となって映像化していく。
実際に無いモノを現実に映像として作り
上げていく。凄いことです。

大人の事情があるのはわかります。
でも、敢えて言わせて欲しい。
あのエンディング曲は無いな〜〜。

本編での音の使い方が良かったから。
不意に消えたりとか。
yamasan

yamasan