ユリゴコロのしゃおのレビュー・感想・評価

吉高由里子が松山ケンイチと出会い始める前後の街の風景が超良かった。濡れる路面とネオンにそこはかとない昭和の風味を足していて幻想的なのに俗っぽい質感が立ち現れている。やっぱ熊澤監督は手練れだなあ。

現代パートのあの浮き立つデジタル感も妙によく見えちゃうんだけど、それにしても終盤は蛇足。
子供パートは若干やり過ぎだと思ったら、撮影は『帝一の國』の人か。笑
そして最近流行り？の整形映画ではあるが、外連味を押し出す作品ではないためちょっとチグハグでした。