Rei

ユリゴコロのReiのネタバレレビュー・内容・結末

ユリゴコロ(2017年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ユリゴコロ。
幼い頃から人とはどこか
違う感情?があった
吉高由里子演じるミツコ。
その、人とは違う感覚、感情が
のちに殺人鬼と
なってしまうのですが…
ミツコは言葉にできない想いを
一冊のノートに記します。
後にミツコの旦那さんに
なるのが松山ケンイチ。
ノートを発見し、
その殺人鬼は
自分の母親だと知ってしまう
松坂桃李演じるリョウスケ。
なんとも豪華なキャスティング。
ある日、2人の兄妹がいました。
この時からミツコと松山ケンイチは
出逢っていたのですね、、、
妹が帽子を穴に落としてしまいます。
兄は帽子を拾おうとします。
その上には鉄の板がありました。
そこでたまたま通りかかったのが
まだ学生だった松山ケンイチ。
松山ケンイチは助けようと手を
かすのですが、
そこに現れたのがミツコ。
たしかミツコはまだ中学生。
ミツコの邪悪な心が勝り、
鉄の板を小さな男の子に
落としてしまうのです。
松山ケンイチは鉄の板が
落ちてしまったのは
自分のせいだと思い
罪悪感を抱えながら
生きていました。
その裏でミツコは殺人鬼として
着実に成長していきました。
誰にも気付かれずに。
そして時を経て、
2人は知らずに出逢います。
ミツコの殺人鬼としての気持ちも
描かれていますが、
途中からは愛があります。
だからこそ、それぞれの
想いが切なくなりました。
リョウスケの葛藤。
真実は残酷なものでした。
最後は息子を守るための殺人
だったとしても、ミツコのしたことは
許されることではない。
そこに愛があったから
だったとしても、、、
理解はしがたいだろう…
最後のシーンは何を
言いたかったのか、伝えたかったのか
少しモヤモヤする映画でもありました。
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