るっちゃん

検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男のるっちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
配信終了間際U-NEXT視聴。

「顔のないヒトラーたち」「アイヒマンを追え!」「アイヒマン・ショー」と併せ見るとヨシ。てかこの辺、時期的にも結構近いのは、何かこう、50年以上かかってやっと、オープンにしていいとかいよいよ行くぜとかあったのかなぁ。知らんけど。

そもそもが、戦後15年以上経ってまだこんなかよ。という汚らわしさが満ち満ちていて、オマエら全員(自粛)、であったよ。人間とはロクでないし世界もロクでない、そのリアル。

でもその中において、ようよう時代がフリッツ・バウアーを評価したんだなぁという2015年前後だったのかなぁ。その代償もあったかも知れないけど、それもまた時代の流れ。

「昔は良かった」なんて言説に騙されちゃいかん。

できれば最後に字幕で「この後こうだった」とか教えて欲しかったが、まぁそこがドイツ映画らしいっちゃらしいのかな。

映画としてはどうなのかなと思いつつも、フリッツ・バウアーの物語でありつつヘル君の物語でもあったような。可愛かったなぁ、ヘル君。そこは「顔のないヒトラーたち」とも通じる。若い人が罪を背負う事はない、でもね、という。

「ハンナ・アーレント」と「トランボ」も見たいわぁ。あっちもこっちも繋がっている。歴史は大事。

「過去を振り返るな」なんて言説にも騙されちゃいかん…