YuUkA

拷問男のYuUkAのネタバレレビュー・内容・結末

拷問男(2012年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2021年 64本目
タイトルがふざけきってるからいかにも低予算なスプラッター映画やろうなーって思ってたけどまさか涙が出るなんて...
「見つかった」と無線が入った時には無事でいたんだと喜んだのも束の間、死体で発見されたシーンはあまりにも辛すぎる、、、。大事な娘を奪った犯人に対する怒りや憎しみはきっと測りきれない。
にしたってグロい!よくあんな拷問方法思いつたなぁ。後半45分はひたすら拷問祭り。
でも合間合間に警察が犯人探してたりするシーンがあってただグロいだけじゃないのがこの映画の素晴らしいところ。
内容は充実してるからタイトルとジャケをもっと捻ったらもっと話題になったかも。原題は「Daddy's little girl」なのに邦題で完全に損してる、、。
優しかったはずの父親が豹変する姿は恐ろしいけど、最愛の娘を殺されたのだから、犯人に同じ痛みとそれ以上の苦しみを与えてやりたいって気持ちはすごく分かる。
歯を引っこ抜いたり有刺鉄線を腸に入れるシーンは痛々しいけど「こいつ子供殺してるしなー」って思ってしまう。
いつもは拷問される側に感情移入してしまうけど今回は拷問する側に感情移入をしてしまった。
でも娘のジョージアは復讐を望んでたのかな、お父さんにはいつも通り幸せに暮らしてほしかったんじゃないのかなと思うと切なすぎる。
「被害者遺族は犯人を殺してもいい」と今まで思ってたけど、果たして亡くなった被害者本人は全員復讐を望んでいるのだろうかと刑事罰の在り方を考えさせられた。
YuUkA

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