みあね

拷問男のみあねのレビュー・感想・評価

拷問男(2012年製作の映画)
4.0
娘を奪われた父親の壮絶な復讐劇。

離婚した妻との一人娘“ジョージア”を、愛してやまない父親の“デレク”。
彼はジョージアの6歳の誕生日を盛大に祝うが、妻からの電話に嫌気がさす。娘と離れたくはないが、妻との約束の時間に娘を引き渡しに向うデレク。
翌朝、妻から「娘が部屋に居ない」と電話を受け…

個人的にはどこかスッキリしてしまった作品。
ただタイトルどうにかならんのか?。・゚・(ノ∀`)・゚・。
元々は【Daddy's Little Girl】なので邦題はもう少しやりようがあったかと…
初めて観た時タイトルでB級スプラッタ想像してたら思いの外奥が深い作品だよ(´;ω;`)笑

自分の大切な人が無惨に殺されたら仕返ししたくなるよね。その度合いは人それぞれだろうが…仕返ししても奪われた人は返って来ない。そんなの分かり切っている。でも犯人が塀の中でぬくぬくと刑期を過ごしてる方が許せない。ならば復讐だ!!
ってなっちゃう主人公の気持ちが分かってしまう…(´・ω・`)

そんな複雑な内容を描いた作品。グロ描写は対人間のみですが鮮明に作られているので苦手な方はご注意ください。
自分は初めて観た時に主人公への感情移入も相まって動悸がヤバかった。・゚・(ノ∀`)・゚・。笑
これを描いた作者は遺族なのかと思う程力の入った作品。

作中で5歳の男の子が殺害された話は実際にイギリスで起きた“ジェームズ・バンガー事件”かと…
一部変えられていて実際は2歳の男児が10歳の少年2人に誘拐後殺害された事件…これも現実。

字幕版
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