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散歩する侵略者のemaのレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
3.5
記録
散歩する侵略者
概念を奪う。という発想は、
すごく新鮮で、奪われていく人たちは、
思考が止まったり、
捉われていたものがなくなっていく
感じがした。

そういう感じは、おもしろそう
って思ったけど、

見終わった感想は
なんか残念。という感じだった

概念を奪うことで、
宇宙人の侵略が何故始まるのか
地球人を理解することで
侵略を開始できるということが
分からなかった

奪われていく
そのことによって、
人がどうなっていくのか
もっと描いて欲しかった

発作的になる人もいれば
取られて思考停止になる人も
いたり。

しんちゃんの奥底に
なるみを愛する気持ちが
残っていたから、
しんちゃんに入った宇宙人だけは
よく分からないことになったのかな?

なるみから愛の概念は
奪われたのか?
奪われてないようになってたのは
しんちゃんには、もともとあるものだったから?

最後の症例がないって言われてた
なるみは、全ての概念を奪われたの?
愛を奪われたの?

ところどころが中途半端に
感じてしまった。

それでも、
長澤まさみは、日常を生きる人に見えたし、しんちゃんのこと、心底嫌ってる訳ではないんだなって感じた

松田龍平は、適任!!って感じたし、
かっこ良かった。

宇宙人役の3人適任!

長谷川博巳もかっこ良かった。

家族、所有、自分と他人、仕事、愛、自己概念以外の拒否・排除

悩みは、概念に捉われることから始まるのかな。いかに、悩み過ぎないか。捉われ過ぎないか。
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