散歩する侵略者の近藤真弥のレビュー・感想・評価

面白かった。冒頭から血が流れ、こりゃあブッ飛んだ物語になりそうと思ったけど、中盤以降はヒューマニズムが前面に出てきて、ストレートなメッセージ性も。小泉今日子演じる医者の言葉なんてほんとわかりやすいし、石ノ森章太郎『リュウの道』も顔負けの“愛オチ”とは！という感じです。そこがどうも安直すぎると思ったので、4点台はないかなとこの点数に。

とはいえ、相互理解によって未来が決まるところは『メッセージ』を想起させるから好きだし、そうした作品が日本でも作られた意味は大きいと思います。