このレビューはネタバレを含みます
「愛は世界を救う」をこれまでの日本映画にはなかった
テイストで描いた映画。
アメリカの宇宙のSF映画っぽさも感じた。侵略とか。
その点がこれまでの邦画にはなかったんじゃないかなあ
でも鳴海の視点で見ると、世界の侵略とかどうでもよくて
ただ、不仲だった真治が宇宙人になった(体を乗っ取られた)
ことでこれまでより身近に、恋人だった頃の二人に戻りつつ
あることが幸せで、真治と再び寄り添って過ごしたかっただけ。
そう思ったら、最後の真治(宇宙人)に「愛」の概念を身を
呈して教えるシーンは感情を揺さぶられた。
こんだけ愛してるってことをたった一人真治だけにわかってもらいたいって。
事前情報を一切見なかったので、すごく探り探りで観たけど、
小泉今日子さんのセリフがこの映画のまとめになっていたよう
に思って、物語の後半のすごく短いシーンだったけど大事な
シーンだから小泉今日子さんだったんだなあって納得した。
ほかにもたくさん感じたことはあったけど、
「愛」について改めて感じることができる映画でした。
2回目観たら、別視点で見たらもっと違う点に気づけるんだろうなあ