もやし

散歩する侵略者のもやしのレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
5.0
何これ超面白い。
すごい雰囲気出てるなあ。



宇宙人が侵略に際して、人間を偵察しに来る。
人の体に入り込み、人間の皮を被って人間を学ぼうとする。



もう関係性が完全に壊れかけている長澤まさみ、松田龍平の夫婦。
松田龍平の中に宇宙人が入ったことで、関係性が一から作り直される。

長澤まさみ名演だね!
かなり魅力的だった。




序盤中盤のふざけた会話は結構笑いました笑
相手があまりに自然体だと人間側も割と自然体になるのな笑
その感じはかなり面白かった。




宇宙人は人から概念を学ぶ際に相手からその概念を奪う。
概念を奪われた人間は人格が壊れ、徐々に世界はおかしな雰囲気になってくる。


どこからどうやって嗅ぎ付けたのか知らんが、謎の組織に執拗に追い回される。
結局あいつらは何だったんだ…笑
想像力膨らむわ。



しかし、他の惑星を侵略できるぐらい進んだものを持ってる宇宙人が、「愛」って概念ぐらいで驚くもんかね?
なんか結局人間は素晴らしいみたいな着地は結構興醒め笑
まあでも、宇宙人ものはどうしてもそうなるよね。



後半の純愛映画かのような様相を陳腐と取るかロマンティックと取るか。人に寄るだろうな。
私は陳腐だなあと思いつつもラストシーンとエンディングの美しい音楽に結局感動しちゃいました笑
もやし

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