舞台原作は知らず鑑賞、根本的なストーリーは好きでした。
余り金を掛けてないチープ感が良く、それを補うような絵的暗示や妙なカット割りが監督色を強く感じさせ、内容に反して全体的にユーモラスに富んだ印象を受けるのは、奪われた人間が何処か幸せそうに見える為だと思われ、その意味では漫画の寄生獣的な発展から映画キュアのように、色々な題材を連想させる作品に見えました。
バランス的にコメディに偏っているように感じたので、調和の意味でもう少しブラックが欲しくなりました。
人間の概念は人それぞれなので、そこを掘り下げるだけでかなり話を広げられたと思い、愛についても歪んだものから飛躍したものまで色々見れたら面白いと思いました。
