「ショーシャンクの空に」とは趣が異なり、こっちは正気を保てなくなっていく映画。救いが無く、見てるこっちも気が滅入る。ふとした出来心から異国の地で…という展開は誰にでも起こり得る。恐ろしい。
序盤のイスタンブールのガラタ橋のシーンを見てまたトルコに行きたくなった。
トルコが過剰に悪役にされている感は否めない。でも主人公がだんだんと廃人になっていくのは狂気的だったし、密告屋を半殺しにするシーンは鳥肌が立った。
ラストがなぁ…ちょっと唐突すぎる?
音楽が雰囲気をものすごく作っている。高尚な感じはしないしどっちかといえば安っぽさもあるんだけど、逆に非常に味わいがある。