ミッドナイト・エクスプレスの作品情報・感想・評価

「ミッドナイト・エクスプレス」に投稿された感想・評価

三鷹オスカーにてタクシードライバーとの併映にて観賞
ほんの遊ぶ気分で腹に大麻樹脂をガムテープで括り付けまんまと税関を通過しアメリカ行きの航空機に乗り込んだアメリカ青年
ホッとしたのもつかの間 航空機の周りを警察車両にて取り囲まれ 機内にも乗り込んでくる事態に 呼吸も荒く全身から滝のような汗が流れます 気のせいか心臓の鼓動まで聞こえてくるようです
Yoko

Yokoの感想・評価

3.4
70年代のトルコ。
麻薬所持と密輸で逮捕されたアメリカ人”ビリー”は異国の地の刑務所で永い時を過ごすことになる…。


言葉もロクに通じない過酷な環境下に置かれた男のドラマ。
中盤まではちょっと間延びしてて退屈だったが、後半にかけては中々面白い。
脱獄劇としての面白味はやや欠けており、娯楽性よりも政治的メッセージを感じるのでおや?と思ったら、制作オリヴァーストーンと後で知り納得。

アランドロン似の主演ブラッド・デイヴィスが好演。
長い刑務所生活で欲望が丸出しになりつつも、本来の彼も垣間見れる面会シーンはとりわけ素晴らしい。
ただひたすら辛い
起承転で終わる感じ
ショーシャンクのように自分の力で脱獄できたわけではない、運が良い
学生時代に観た中でいちばん衝撃を受けた作品だと言う友人がいた。別の知人はこの映画を観て絶対にトルコには行きたくないと思ったと話していた。そんな、期待を煽られた本作は壮絶で突き刺さるようだった。

麻薬を持ち込もうとして捕まり30年もの刑に処せられた男の、実話ベースの作品。トルコの実情を多少は捻じ曲げたり誇張したりしているのかも知れない。でも40年も昔ならば獄中生活の悲惨さとか不当な裁判なんてどんな国でもあり得る。

ピンと張り詰めた映像が隅々まで美しくその残酷さを際立たせる。鋭いジャブが打ち込まれ続け緊張感が途切れることがない。ラストで初めて胸いっぱい息ができた。ハァ〜〜(´-`).。oO
とり

とりの感想・評価

3.5
バクバクで始まりバクバクで終わる。このトルコ版ショーシャンク(あるいはプリズン・ブレイク?)は実話でありながら、タランティーノも激怒させたオリヴァー・ストーンの脚色らしく実話から都合よく変更されている点もあるそうな。だからトルコ当局ばかりか、この体験を実際にした原作者からも批判を受けており、そうした点はアメリカ賛歌『アルゴ』とかにも言えること。『スラムドッグ~』然り異国情緒も味方に付けて批評家から絶賛されたらしい本作だけど、ぼくはそこまでハマらなかった。でも、この過酷な状況全てが嘘・脚色じゃないので、深夜特急に乗る(=刑務所用語で脱獄)決意も分かる。ジョン・ハートが良い。だからリフキに切れまくるシーンは最高。刑務所モノの映画って『グリーンマイル』とかもそうだけど非常に腹立たしいキャラいますよね、あるある。彼女素晴らしい。
"You're pigs!"豚ばかりの国でなぜ豚を食わん!
TOMATOMETER95%AUDIENCE89%
導き

導きの感想・評価

3.0
最初から最後まで、濃厚な不安感・救われなさが漂っている。
ヘタに「胸糞」を狙ってる映画よりもドンヨリした気分になる。
不思議なことに、最後まで観た上でもスッキリしない…
異国で逮捕されるという状況に対する無力感・絶望感をとてもリアルに表現している良作。
でももう一回観たい感じではないかなあ。
asy

asyの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

麻薬密輸見つかってトルコに不当に長く懲役食らう話。主演の人の役作りすごい。精神病むとことか。トルコの刑務所の自由度も意外にたかそうだた。けど、主人公がそもそも犯罪起こして自業自得なのに被害者感あるのはなんとも言えない。
主人公の自力じゃどうしようもない不当な環境が描かれてた。あと彼女が彼氏捕まって何年も経ってんのによく思い続けてくれてるなーって。
異国の地って怖いなと思いました。
面白かったです。
masa

masaの感想・評価

3.0
実話というのがすごい。軽はずみでも悪いことはしないものだと思った。
深夜列車が出てくる映画かと思いきや、いわゆる脱獄モノ。

確かに獄中生活の悲愴感はこれでもかというくらい伝わってきたけど、その獄中へ至る経緯が……
明らかに悪いことしてる意識はあったわけですし、これで悲劇のヒーローぶられても。

ただ主人公の帰りをひたすら待つ彼女はホントにイイ子だと思った。
JF

JFの感想・評価

4.4
当時のトルコの街並みがきれいに描写される所から話は始まる。自らの罪で収監された主人公がミッドナイトエクスプレス(隠語で脱獄)に乗るまでの話。アランパーカーの才能が爆裂している、でなければオリバーストーンの才能が。どこまでも絶望に向かっていく無気力か無知な囚人たちと主人公。未来に希望を持てないとここまで人間は雑になるのか。他の脱獄ものは気骨ある囚人が活躍したりするのだが、本映画では皆無。かすかな気骨は内側の人間関係に向けられる。仲間への信頼。はめられた仲間への復讐。ホモ的な関係をやさしく断ったり…。冤罪ものじゃなくて救われる。自業自得感があるからここまでの悲惨な展開がうなずける。これで冤罪ものなら悲しくて観てられない。獄中の悲惨さは、よくある映画のハードな描写や「告発」のケヴィンベーコンのようなものではない。拷問シーンはあるがあと53日だった刑期が急に30年になったり他の囚人とのトラブルだったりじわじわくるもので描かれる。猫のシーンは参った。ジョンハート最高。私は勧善懲悪ものには感じなかったし、アメリカがトルコをばかにしているとも思わなかった。間違いなく名作。
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