motsu221

ミッドナイト・エクスプレスのmotsu221のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

彼の犯した罪は罪であることに間違いは無い。しかしそれに対する罰、それを量る裁判、これらに対して私は正しいのか正しくないのか、あるいはそれがどの程度のものであるべきかは、私には分からない。けれども、「もし私が彼と同じ過ちを犯し、同じ境遇に立っていたら」私は彼がとった行動以外に選択の余地が無いであろう。彼は2度の殺人を犯し、脱獄。これだけを聞けば、彼は更なる罪を犯したことになるが、その罪を犯す引き金となったものは、間違い無く、彼自身のものではない。誰もが犯しうる過ちに対し、公正な正義としての罰を与え、世の中に更生する機会を与える必要性を感じた。罰というものに対し、今一度考えることを迫られる映画でした。 追記 罪を問う映画はごまんとある中で、罰に対して考えさせられる映画は少ないのではないかと思います。
motsu221

motsu221