生まれて初めて映画館で観た映画が「夕日のカスカベボーイズ」で、それ以来ほぼ毎年映画館でクレしん映画を見ている私が「25周年記念に過去作のイースターエッグ登場!」という宣伝にどうも安直さを感じてしまい、食わず嫌いのまま気付けば7年経っていた作品。
逆にシリリを観ないことで「クレしん映画全部見てる」と言えないのもどうなんだ?と思って重い腰を上げました。
いざ見てみると、あれっ!思ってたより面白い……いや、むしろかなり好きな部類かも。
シリリの造形がどうしてもあんまり可愛いと思えないという難点はありつつも、みゆきちこと沢城みゆきさんの可愛らしすぎる演技で愛着の湧くキャラクターになっていた。
宇宙人マニアがマジでただの宇宙人マニアという設定も良い。
イースターエッグについて、ケンチャコが映るあたりはちょっとやり過ぎかなと思ったがサンバの曲を使っていたりおかま(敢えてこう呼ぶ)のイヤリングが例の玉だったりと意外とひっそりと登場していて、そこまでノイズにはならなかった。
野原一家がメインの話になるのかと思いきやちゃんとかすかべ防衛隊も活躍してくれて嬉しいところ。
大爆笑という程でもないが笑えるシーンもちょこちょこあり、全体的にクオリティの高い1本だと思った。
雨上がり決死隊の吹き替えがかなり良かったが……切ない。