メタ壱

天使のいる図書館のメタ壱のレビュー・感想・評価

天使のいる図書館(2017年製作の映画)
3.8
奈良県の田舎町の図書館につとめるさくら。
さくらは子供の頃に大好きだったおばあちゃんが亡くなってからすっごくお堅い性格に!
そんな彼女は、ある日図書館を訪れた一人のおばあちゃんとの交流をきっかけに少しずつ変化していく。
図書館での様々な人との出会いを描いた優しくて温かい作品。

図書館には沢山の人の人生が詰まっています。
本を書いた人、それを読む人々、そんな図書館を運営する人々。
一冊の本にはそれを読み継いだ人たちの歴史が目には見えないけれど沢山詰まっていて、古本の良さってこういう事なんだなって感じました。

図書館で借りた本や古本を読む時に、前にこの本を読んだ人はこの作品をどう感じたのかな?なんて考えてみるのもオツな気がします。

この作品はさくらという一人の女性の人生の中の一時の出会いを描いた作品ですが、それはまるで本の1ページの様で、これから彼女がどんな風な続きのページを描いていくのか、きっとこの作品は人生の中でどんな人にも訪れる変化の瞬間を切り取った作品なんだと思います。
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