じょ

8年越しの花嫁 奇跡の実話のじょのネタバレレビュー・内容・結末

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう明らかに泣かせようとしてきている実話ものが苦手なんだけど、これは良かった。勝手に泣けた要因を整理。

前提として、この二人の強い愛の物語が素晴らしいことは置いておいて、周囲の人たちの描き方が良かったと思う。

・最初の方の、フィクションであれば少々イライラするような合コンのくだりも、「実話だから」と、思える。

・ひさしさんがとにかく「忍耐」の人。いや、でも愛する人を思う気持ちは耐えるばかりじゃないと思うけど。でも苦しい、やるせない瞬間は絶対あるはずで、それを乗り越えられたのは愛の力もあるけどこの人の強さと人柄もあると思う。→皆こういう人は好きだと思う。

・ひさしさん&まいさんを支える周囲の人たちが温かすぎる。
両親→一度は突き放したが、それもひさしのことを思って。そしてこの出来事がひさしを「家族」にした。薬師丸ひろ子の「ありがとう」が印象的。
職場の人たち→社長は決して多くを語らない。でも、ひさしの心の変化に敏感で、さりげなく行動(小豆島)、言葉(面接うんたら)で励ます。
式場の人→これがノンフィクションなのかは分からないけど、よく8年も覚えていたな
⇒この人たちみんなが2人を見守ってきたからこそ、最後のシーンで「皆が待ってたよ」という気持ちになれる。

・意識を取り戻し、再び共に過ごすようになったまいさんにひさしさんが別れを告げるシーン
→これだけ人生の時間を彼女のために尽くしてきたこの人は、まだ相手のことを思いやって、、ていう同情

・ケータイを開いて動画を観るシーン
→この回収の仕方は、涙腺を刺激する以外の選択肢がない

・最後の結婚式
→皆で祝福

恋人たち×難病は王道感あるけど、最近あんまりこういうの観てないし、悪意のある人がいなくて「人の温かさと強さ」に触れられたような気がするから涙腺を刺激したのだと思う。
じょ

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