友二朗

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の友二朗のレビュー・感想・評価

3.0
「これからどうするの?」
「東京に行って2人で暮らそうよ」
全思春期の夢。

今年も夏が巡ってきた。

花火の美しさ。
終わりを感じる寂しさ。

音楽と映像が良い。
終盤の畳み掛けは好きよ。

好きな人に好きになって欲しい。ってゆうあの頃の感情とか、中高のこの変に燻んだ友愛感情とか、懐かしい。

あの頃ってまじで変な思考回路持っとる割に、寂しさとか悲しさに対しては今より鮮明に理解できた気がする。

他の世界がどうなって良いし、後の自分がどうなったも良いとおもう瞬間が自分にもあった。

ちゃんと青春を感じてきた過去の自分が愛おしい。これからはもう懐かしむ事しかできないけど、なんかそれでも良いかなって思える。

この作品はあんまり好きじゃないけど、この作品を通して思い出すこの感情は好き。めっちゃ夏を感じられるし。

好きな部分と嫌いな部分が極端すぎてあんまり上手い事言えんけど、ちゃんと意味のある作品やと思う。

広瀬すずとナヅナがとっても良い。
瑠璃色の地球のシーンは何回も観てる。
こんな女子がクラスにおったら好きにならん訳がない。

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こっから愚痴。

どの年代に向けて作った?

高校一年の夏、当時映画館で観て、結構好きって感じたけど今観ると言いたい事がとめどなくある。まじかこの作品。

特に下ネタなんやけど、台詞がことごとく頭悪くて嫌悪感しか湧かない。学生ってこんな感じやろ、で考えたんか自分の学生時代がこんな感じやったんか、どっちにしろセンスを感じない。親友クールそうなんに馬鹿すぎる。謎のギャップいらんわ。

あかんやっぱり脚本に物申したすぎる。
台詞作りに関して映画でいっちゃん嫌いかも。

境遇とか世界観とかは素敵やから色々変えれば良い感じになると思う。ごめん我儘言って。

菅田将暉の声は中々合ってない。

あと劇場版アニメにしては人物の線が少なすぎる気がする。

君の名は。の翌夏公開はやっぱり運悪い。
エンドロールに1000円の価値があると言われていたのは可哀想やけど中高生の1000円て大金やからね。

てかコロナで今年も打ち上げ花火やらんと思うけど、まじでしてくれ。

読んでくれてありがとう。
友二朗

友二朗