UROCO

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のUROCOのレビュー・感想・評価

1.5
テンポの悪さを感じました。間の使い方が個人的に耐えられなかったです…。もう少し説明とかあっても…とか。想像するためにもう少し説明欲しかったです。

声のキャスティングが本当に残念…主人公の典道とヒロインなずなの声が気になる。さらに友人とされる祐介の声と主人公の声が少し被るような気がして、どっちが話してるの?ともなりました。
あと、なんだろう…本当に友人なの?と思ってしまった。それぞれが一方通行に発信しているような。言葉ではなくて声が…(※個人の感想です)

主人公は前からヒロインのことが好きだったの…?冒頭に描かれるヒロインの振り返り…いわゆるシャフ度のあのシーンを見ると主人公が一目惚れしたような、初対面みたいな印象で、転校生として描かれるのかなと思ったら同級生で驚きました…。

3DCGが浮いていてこれもまた気になる。キャラクターたちが影を薄く描かれているからかリッチな3DCGは違和感大というか作品に合っていない感じがすごい。特に冒頭の3DCGはなぜこうなったと思うばかり。主人公と友人たちが坂を下っていくシーンとかメルヘンチックなシーンが個人的に受け付けなかったです。
でもあのガラス玉みたいな謎の玉の3DCGは良かった。とても綺麗。キャラクターのマットな感じにあの3DCGは良い意味で異物感があって映えるなあと。

主人公とヒロインとの身長差が気になったのと、ヒロインが大人びていて同級生には見えない。中学生の頃は女子の方が大きく、男子の成長期はこれからですって状態ということかな…。お姉さんと弟のように見えました。

ヒロインの年齢が高く見えるためか母親の再婚に対しての葛藤というか気持ちが分からず…感情移入があまりできず、へえ…という関心低めな目で見ていました。再婚相手が荒れている人だったり、ヒロインの年齢が低いというならイヤイヤ言うのも分からんでもないのですが…なんだろう、ヒロインは割り切りそうな雰囲気だなとか。そんなに嫌なのか…とか思ってしまった。母との関係性が見えなかったせいかしら。

えっ、あっ、終わったんだ。と言う印象。不評の理由はなんだろうなと見てみましたが、なるほど頷けてしまいました…。

"もしも"がキーワードなのかな、町名もそうなっていて演出としてとても好きです。特に電球のフィラメント(?)が"if"となっていて素敵だと思いました💡

もしも2回目を見たならば、感じ方は変わるのか…?でも私のこの映画に対するもしもは無い気がします。

主題歌はとても好きです。
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