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ターシャ・テューダー 静かな水の物語のjunのレビュー・感想・評価

3.8
ずっと観たかった。
老後はこんな素敵な空間で生活してみたいなぁ。

91歳の絵本作家ターシャ・テューダの日常を映したドキュメント映画。
離婚後4人の子供を苦労して育て上げ仕事も軌道に乗り、憧れだったバーモント州に移り住み長男に建ててもらった家『コーギコテージ』で大好きなお花や動物たちに囲まれて悠々自適な生活。
全てが手作り。
コテージと56歳の頃から作り上げた広大なお庭は彼女の死後、一般公開されていたとか。残念ながら2020年に営業終了。
一度は見てみたかったです。

お部屋の中もレトロなものがたくさん。
ろうそくを家族で作ったり、クリスマスツリーにジンジャーブレッドを飾ったり…
さすがは絵本作家という感じ。
こうやって育てられた子は感性豊かな人間になるんだろうな。
親から子へ、子から孫へ受け継がれていく素敵な風習だなぁと思いました。


『動物は必要なものは周りにあると知っているから不満など抱かずに生きているけど人間はないものねだりをする』

《静かな水のように穏やかであること》
《水鏡に写し自分を知ること》
《周りに流されず自分の速さで進むこと》

印象に残った言葉がたくさんありました。

お婆さんの周りをお尻を振ってちょこまかちょこまかと歩き回るコーギーが可愛くて可愛くてとにかく癒し🐕💕
jun

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