このレビューはネタバレを含みます
話の本筋は『ある奇跡』の物語なんだけど、それ自体は正直どうでも良いというか、あくまでも器に過ぎず。
その器に詰め込まれた高校2年生の女の子たちのそれぞれが、とにかく眩しくて沁みます。部活とか、進路とか、友達とか、王道なお話なんだけど、それを鮮やかに昇華させてます。
色とりどりの個性の女の子たちの感情の機微を丁寧に描いているところ、コミカルすぎる演出で出てくるキャラクターもギリギリのバランスでちゃんと成立させるところあたりに、おジャ魔女どれみイズムを感じました。好き。
メインキャスト達がみんな、新人発掘オーディションで選ばれたという企画モノでもあり、ユニット組んでCDデビューもするために挿入歌も多かったりして、そのへんはアレなんですけど。でも楽曲は良いし歌唱にもすごくフレッシュ感があって、これがまた良かった。アイドル映画的良さと評する声もあって、確かにー!って思いました。