Jumblesoul

裸足で散歩のJumblesoulのレビュー・感想・評価

裸足で散歩(1967年製作の映画)
4.5
ニール・サイモンの舞台劇を本人の脚本で映画化した作品。
物語は何てことない新婚コメディだけど、ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダの二人に、脇役の怪しい隣人役シャルル・ボワイエとジェーンの母親役ミルドレッド・ナトウィックの四人の演技があまりにも素晴らしくて感動してしまった。これぞ本物のプロの役者の芝居である。
今はすっかり皺だらけのレッドフォードだけど、50年前のこの頃は本物のイケメン。公園で裸足で酔っぱらうシーンは名演といっていい。
そして、ニール・ヘフティのせつない音楽も涙が出るほど美しい。
今時の俳優やスタッフがどんなに頑張っても、こんな心に染みる傑作は作れないだろう。
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