アナベル 死霊人形の誕生のトゥーンのネタバレレビュー・内容・結末

アナベル人形誕生の秘密をあますことなくしっかりと描かれた作品。ラストが前作「アナベル　死霊館の人形」に繋がっていくのはとても面白かった。ジャニスがあまりにも悲しい結末に。また、実際のアナベル人形と同じような人形をラストに登場させるという、ファン向けの要素も良い。
ジャニスの足が不自由という設定を活かし、昇降台での自分ではどうにもできない怖さが良かった。
しかし、前作にもいえることだが、相変わらず悪魔の姿が最初の方から見えてしまっているのはどうなんだろうか。アナベルシリーズの怖がらせ方は少々安直な感じがする。また、ジャニスが悪魔に魂を奪われるのも早すぎな気がする。心の弱い者に悪魔は取り憑くが、死霊館ユニバースのキャラに比べて、ジャニスの心が弱いとは感じられなかった。アナベルシリーズは実話じゃない分、自由に話を繋げられるので、広げ方は無限大だが、肝心のホラー要素、演出がいまいちなのが残念。
次々と繋がっていく死霊館ユニバースだが、どこまで続編が作られていくのか、楽しみだ。