みぜ

夜は短し歩けよ乙女のみぜのレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
3.5
森見登美彦は、大真面目に言って、言葉の魔術師だと私は思っている。
四畳半神話大系、夜は短し歩けよ乙女
の言葉の運び方の衝撃たるや。

70代位のおじいさんが書いたのかなと思いきや、30代そこそこで書き上げてる事にまた驚愕。
そしてまだ本人40代。調べれば京大卒とのこと。納得の賢さが滲み出まくってる小説。
この口調に憧れて、自分に憑依して欲しいな、と少し思った程。

そんな小説が映画に。しかも実写じゃなくてアニメってどういうこと。

四畳半神話大系は正直私的には途中で登場人物がわけわからなくなったんだけど(アニメは全部見ているが。)夜は短し歩けよ乙女はどハマりして2日で読了。

スピーディに読んで詰め込んだ事もあり、内容を割としっかり覚えているため、あれ?1時間半にまとめるから色々端折られることは納得だけど、結構ストーリーかわってない?と思いながら見進める。

まぁ結果小説が最高です。
やっぱ映画見てから小説で更に読み込むのが良いですね。

けどあの古文のような口調なのに、不思議な言葉の心地よさ。
本読むのが苦手な方は是非映画で体感して欲しい所存。
みぜ

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