近年の恋愛をテーマにした青春群像劇の中でも群を抜いて大傑作。
同監督の『四畳半神話体系』は未見。
そのため、冒頭から広がる独特な世界観に「もしかして置いてけぼりにされるのではないか」と不安にさせられる事もあったが、全ては演出の妙であり、長い長い夜を舞台にした風邪を引いた時に観る夢のような演出の連続も、クライマックスで全てが"意味があるモノ"へ変わった途端にスタンディングオベーション。
ジェットコースターのように、展開から展開に重なる連続で、クライマックスに全てが纏まり華麗にキマった時の気持ち良さ。
人と人との御縁と、おともだちパンチ。20代の大学生にオススメしたい作品。
そして入場者特典が天才の所業。是非、鑑観賞後に。