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夜は短し歩けよ乙女のryoのレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
3.9
原作未読。というか挫折。で森見さん苦手なんだよなぁ、村上春樹と森見さん好きって人とは基本合わないんだよなぁ、という偏見もちつつ、気になって。

んまあ、ジェットコースタームービーでした。そしてウンウンこれ好きかも、でも好きっていうのすごい抵抗ある…!という複雑な気持ちで最後までひっぱっていかれたー。信者がいるのはわかる。
しかしまぁ濃ゆい…。そしてサブカル感がものすごい。帰りずっと「サブカル女子」が脳内で流れてた。

ヨーロッパ企画!な脚本はさすがだなぁ、と思ったけれど。

京都の素敵さをゴリゴリ詰め込んで、どや!ってトコロが苦手な所以なのだろうか…。京都で大学時代過ごしたけれど、実際の京都とみんな大好き素敵な京都ってなんかズレがあるんだよなぁ…。

乙女は可愛いんだけど素直に好きになれなくて。黒髪ボブにレトロワンピ、みんなに愛され純真無垢、でも酒豪で…。っていう理想がこれまたつめ込まれたキャラクターなのが、うん、わかった、わかった、みんなすきだよね、って感じで…。ごめん、オタサーの姫ってこんなイメージかしれないです…。

「ご縁」連呼はなんだかスピリチュアルなものか或いは出会いに感謝系のうさんくささを感じてあんまりすきじゃなかったな…。

さんざん言いながら圧巻は圧巻。みて損はなし、と思いました。
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