キミシマユウキ

真夜中のパリでヒャッハー!のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.8
出版社で働くフランクはある日、社長からひと晩子どもの面倒を見て欲しいと頼まれる。社長の豪邸へ向かうと待っていたのは生意気な少年で…

2014年のフランス映画
続編である
『世界の果てまでヒャッハー』
が遅れて日本で公開された際こちらも注目されて3年越しで公開。
パーティ映画には目がないパーティ野郎なので鑑賞。


_人人人人人人人人人人人_
> ヒャッハーッッ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


まさに邦題の通りヒャッハーな作品。
フランス映画といったらネジの外れた(失礼)リュック・ベッソン以外はオシャレで"ヌーヴェルヴァーグ"でとっつきにくい印象がどうしてもあるが、
こんな『ハングオーバー』的なぶっ飛び作品をフランス版で観れるとは!
そのぶっ飛び具合の事例をヒャッハーを数値にして紹介しよう!
(常識から外れるごとに1ヒャッハー)

・勝手に社長の家で誕生日パーティ!
➡1ヒャッハー!!

・お尻フリフリストリッパーも呼んじゃう
➡5ヒャッハー!!

・社長の息子を睡眠薬で眠らせる
➡10ヒャッハー!!


・警察とのガチンコカーチェイス
➡30ヒャッハー!!

・そして公道で勝手にマリオカート始める
➡50ヒャッハー!!

・カール爺さんに似てる人を風船でどこかに飛ばす
➡100ヒャッハー!!

てな具合でヒャッハー!!ぷりが素晴らしい。キャラも個性的で、

・草食系優男受身主人公
・肉食系モテ男悪友
・活発系積極的ヒロイン
・おバカ系カメラ好き悪友(全ての元凶)
・生意気系社長のお坊ちゃん

とひと目で覚えられる!
役者全然知らんけど!(笑)

ということで素晴らしいパーティぷりを際限なく披露してくれるのだが、それだけでなく育児についての風刺までしちゃう欲張りな作品なのだ。
フランス映画を敬遠しているそこのあなた!
こんなお馬鹿な作品から始めてみませんか!?
あ、『ディパーテッド』観てない人はネタバレあるので気をつけて(笑)

「こんな楽しい時間初めてだよ!」

パーティ映画好き、フランス映画を発掘していきたい方、そして深夜に遊園地のゴーカートでマリオカートごっこしたい方にはオススメの作品