このレビューはネタバレを含みます
スタジオジブリが得意としていた登場人物の所作を描く技術については、ポノックにもあるんだけど、そこに対して重きを置かなくなってきたんだな…と感じる
リアリティという点が弱いのかも
コップが手から滑り落ちたシーンは、そのまま割れて欲しかった
千と千尋の神隠し、魔女の宅急便、ラピュタのオマージュは良いと思う 自分に自信を持てない女の子がいて、ちょっと旅をして少し元気になって成長する物語に仕上がっている
夜間飛行という花が原子力、変身魔法の失敗が原発事故を想起させる点は、政治的テーマを顕在的に(溶けるところや爆発するところ、あからさますぎない？とは思ったけども)、積極的に差し込んでいる点はスタジオジブリにはなかったから、そこはポノックの新しさのように思う
