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怪盗グルーのミニオン大脱走のkomblogのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

一言でいうとすげー雑な作りなんだけど、なぜかそれなりに見れる映画🎬

まずストーリーテリングが雑。今回の話の軸としては、①悪役のやつとグルーの絡みを中心に、②グルーと途中で出てくる双子の兄弟がいて、③ユニコーンを探す下の子と真ん中の子と、④pt2で加入したスパイのおねーさんと長女のからみがあって、⑤ミニオンがいるという5軸構成なんだけど、この話がそれぞれまっっっっっっったくからみ合わない❗️一般的な映画なら、それぞれを別々に描くけど、最終的にはある程度同じテーマ性とか関連性があるテイにするんだけど、全くしない‼️ただたまたま合流するだけってゆーwww

これをカッコつけてないでむしろ潔いとすべきかどうかはショージキ悩むところではある。実際、それぞれの話が矢継ぎ早にカットインして、少なくとも絵がわりはする。子供向け映画だから、静かなシーンを見せていても子供がダレるので、そういう意味では絵がわりしたほうがいいし、実際英語字幕版で見たんだけど、たくさん子供がいたけど、1組くらいしかトイレに立ってる子供がいなかったので、ある意味成功ではある。

ただ、人生に失敗したと落ち込むグルーと1番下の子がユニコーンをヤギだとわかって、でもヤギでも最高のヤギだからいいんだと言っていたクダリは明らかに関連性をつけようとしているけど、ほとんどわからないし、うるっともこなかった。まーそもそもグルーは結局失敗を取り返しちゃうから結びつきようもないんだけど…そういう意味でいうと関連性をつけようとしていた形跡はあるけど失敗したか、関連づけるのを諦めたんだと思う。

それから、キャラの描きこみが雑。悪役とロボット、その関連性とか周辺情報が薄いし、双子の兄弟についてもショージキ薄っぺらなキャラ設定だと思う。キャラ突っ込みすぎたから、とか、子供向けだからそんなキャラ深掘りしてダークサイドとか描いてもしゃーない、といえばしゃーないんだけど、ショージキなんの引っかかりもなく魅力が薄いと言わざるを得ない。途中で出てくるトランプ風、キャリーアン・コンウェイ風のキャラもほんのちょい役だし、それっぽいシーンもないし…

あとCGIも雑。リアリティーラインがおかしい。特に、悪役が出てくる昔のテレビ番組の着ぐるみベースの映像とか、ロボットがサンタモニカピアーに上がってくるシーン、ハリウッドを襲うシーンが無駄にリアルな一方、他のシーンのテクスチャは前作、全然咲くとの繋がりもあるのか前と大きく変わっていない。結果として無駄に悪役がらみの後半のシーンだけがいびつにリアルになるという現象が起きている気がする。どうしてもシリーズものの場合、CGIの技術が進んでしまうので、それ以前の回とクオリティを合わせようにも違和感出てしまうのはしゃーないといえなくもない。あと、個人的にちょうどあそこらへんに住んでたから、ということもあるけど、ハリウッドが破壊されるシーンはちょっと怖かった・・・

あとスゲー気になった雑味は、敵が持ってる時は右利き用のショルダーキーボードが終盤でグルーが持つ時は左利き用に入れ替わっていたこと❗️雑にもほどがあるだろ⁉️と言わざるを得ないwww

じゃあ、この映画見れないほど酷いか?と言われると…そうではない。すごく面白いわけではないけどさらっと見れるし、まあまあ面白いと思えなくもない。その理由は、多分基本的には絵がわり重視の演出とPharrellの劇版のノリの良さが効いてるからだと思う❗️80sポップとかミニオンのミュージカルとかもノリをよくしている気がするし。

ショージキ映画としては、「子供映画ナメンナヨ?」という気はするが、実際字幕版で子供がだれてなかったところを見ると演出意図的には成功していると思われるので、まー☆3くらいかなー。

ちなみにだけど、吹き替え版の一番したのこの声は芦田愛菜ちゃんだが、ショージキいまの芦田愛菜ちゃんは成長してあの大きさの子供の声ではないと思う。吹き替え版のトレイラー見てそこは違和感だったので、吹き替え版だったら☆2.5とかにしてたと思う。

大人は音楽を楽しめばいいと思うよ🎵
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