似太郎

いぬやしきの似太郎のレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.5
【不死身の男】

原作漫画は存在すら知らんかった。奥浩哉の人気SFコミックの実写化作品。ゲチョゲチョしたホラー風味の映像の割にドラマが薄っぺらくて陳腐極まりない。心底ガッカリする。😞

あからさまな『クロニクル』のパクリみたいな展開はやめてほしい。主演の木梨憲武はまあまあ好演していたが、佐藤健が終始格好つけてるだけで正直、微妙過ぎる。全てに於いて表層的。

まるで下手な韓国映画(?)みたいな現実味ゼロな展開も頂けない。CGのクオリティーは高いが肝心のストーリーに新味がない、二階堂ふみが要らない、画面が飛び飛びで整合性が無い!!といった、ここ最近の漫画実写化の短所がタップリ詰まっており萎える。

所謂、日本映画的なダサい面が全開で気持ち悪かった。こんなものTVでいいじゃん。

監督は『アイ・アム・ア・ヒーロー』『キングダム』の佐藤信介。漫画の実写化で成功したケースは殆ど無いのだが、これでもまだマシな方なのかも知れない。人を食った設定はなかなか良い。

北村龍平辺りが監督すればもうちょっとマシな続編作れそう…。🛸🤖
似太郎

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