SHIDOU

いぬやしきのSHIDOUのレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
4.5
原作は全編読んだ上での鑑賞。
ほぼ原作を完璧に再現していて感激。

ショックシーンの描写がかなり抑えめだけれど、別にそこはメインではないので、あの凄惨な展開をキチンとはしょらずやってくれたのはとてもよかった。

はじめ、木梨憲武がコントになってしまうんじゃないか危惧していたけれど、しっかりと犬屋敷さんだった。おじさんヒーロー素敵。

佐藤健のアクションシーンは見応えがあった。あまり感情をださない役どころながら、獅子神の絶望と怒りは痛々しいほどに伝わった。

そしてキャストの中では、出番は少ないながら二階堂ふみの演技力に一番心震わされた。決してビジュアルが近いわけではないところを、演技で原作のイメージにピタリと合わせる。見事。

これは幅広い人におススメです。
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