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いぬやしきのさのレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.9
一家の大黒柱でありながら家庭内カーストの低い父。観ていると不憫で仕方なくて、家族にイライラしてくる。それぞれ配役が絶妙で、佐藤健の友達との距離感が過剰な所や、人を大事にしない分、大事にすると決めたら過保護なくらいに大事にするところが良い。お父さんが本当にお父さんで、こんなに善の塊、自己犠牲の美化、を表現出来るのか…と涙した。「彼が人を殺すために使った力で僕は人を救う。僕にも出来る。」娘だけが知っているかっこいい父親ってのがたまらなく素敵。父親に至ってはもっと評価されても良いかと。改造されたままだけど。
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