ぽん

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!のぽんのレビュー・感想・評価

3.9
映画館でポケモン映画を見るのは、たしかデオキシス以来だったから13年ぶりぐらい。
周りに観たいと言ってる人がいないと嘆いていた中2の妹と観に行きました。
祝日ということもあって、親子連ればかりでしたが。。。笑

私はめちゃくちゃにポケモンのファンという訳ではないので最近はポケモンのアニメも観ていないし、映画もデオキシス以来全く観てなかったのですが、小学生の頃はよく観ていました。(アドバンスジェネレーション・ダイヤモンドパール)
初めてゲーム機(DS)を買ってもらい、ダイヤモンドパールのソフトでポケモンを育てたり友達と遊んだことは今でも色褪せない懐かしい思い出です。
そして、1996年という私が生まれた年にポケモンが始まったことに勝手に何か縁を感じ、ピカチュウとの出会いなどを描いたこの作品を観に行きたいなとずっと思ってました。

まずオープニング曲が良いです。
サトシ(松本梨香さん)が歌う「めざせポケモンマスター」はこのアニメの原点とも言える良い曲だなって改めて思いました。(掛け声がないのがちょっと寂しいけど…!)
同時に、20年の歴史をスクリーンの前で噛みしめました…

内容については、進化があっという間だったり、所々少し展開が早いなという印象はありましたが、全体的に飽きることなく、感動もあり大人が観ても十分楽しめる内容だったと思います。
特に初期のポケモンが全盛期だった私と同じ世代か少し上の世代の人は特に。笑


印象的だったシーンをいくつか挙げると、

・ピカチュウがとにかくかわいいし愛しい
→サトシを嫌ってる頃のピカチュウもすごく可愛いし、

・ソウジかっこいいし、マコトがスタイル良いし可愛い
(→マコトのお母さんに何があったのか分からないまま終わってしまったのは残念)

・バタフリーと別れるシーン
→監督の思惑通り(?笑)泣いてしまった

・サトシが普通の小学生になっているシーンがあった
→ポケモンのいない世界が描かれていて新鮮だったのと、そういえばサトシって10歳なのかと思い出した(笑)

・サトシが一回死んだし、ピカチュウが喋った
→「サトシ死ぬの!?」「喋っちゃうの!?」とびっくりしましたが、それよりもまず感動が先で胸がしめつけられました…。個人的には、喋るのアリだと思います。笑

・マーシャドーはよく分からなかった
→あんまり必要性を感じなかった…


あと、私が今までアニメや映画などを見ていて、戦闘シーンは飽きてしまうことが多かったですが、この作品では見入ってしまいました。
ロケット団もただただ飛んでいくだけでふが、いい塩梅で要所要所に出てきてくれてニヤケました。バランス良かったです。

サブタイトルにもありますが、「キミに決めた!」という台詞がやっぱり印象的でした。
ピカチュウをはじめ、サトシがポケモンを大切に思いやる気持ちも伝わってくるような、素敵な台詞だなと思います。

最後、エンディングについてですが、
この前ジラーチを借りて見たこともあって、林明日香さんの歌声が沁みました。
最後にタケシをはじめとする過去に一緒に旅をしてきた仲間たちが登場してきたのも嬉しかった!私はアドバンスジェネレーション世代なので、ハルカとマサトが出てきた時は特に嬉しかったです。(ハルカは名前が一緒なので本当に思入れがある。笑)


ポケモンがいる世界、そしてサトシとピカチュウ(ポケモン)の絆を中心に描かれていた、まさに20年の節目らしい良い作品だったなと思います!

来年、テレビでやるならまた観たいなぁ〜
ぽん

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