茱萸

クルエラの茱萸のネタバレレビュー・内容・結末

クルエラ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

どこまでもファッショナブルでパンクな生き方にイカした音楽が最高!
予告見た時からどことなくハーレイみを感じてたけど、語りから始まるのがまさにBoPっぽいなと思った。
やっぱりアメコミ映画とかと比べたらそりゃ惨さが抑えめになってたりするけど、ディズニーがずっとやってきた「血縁こそ正義」っていう法則をついに壊した一作だし、すごく殻破った感じがあった。ディズニーの新境地。
火ボワァのとこかっこよすぎて鳥肌立った。次は何をしてくれるんだろう?って終始ワクワクさせてくれる。
ジャスパーとホーレスがめちゃめちゃ良いし、マーク・ストロングが味方になったとこで上がった。
犬好きでダルメシアンがそこにいても毛皮を剥がなかったクルエラを、どうやって『101匹〜』のクルエラに繋げるのか…?って少し不安になりつつもあったんだけど。
『マレフィセント』ではキャラ崩壊の上『眠れる森の美女』の裏側(同じ世界線)にあのストーリーがある…ってなった瞬間に拒否反応しか出なかったけど、今作はクルエラをより魅力的な人物にしてくれた上で、ラストで『101匹〜』とは別の新しい世界線ってことがはっきり示されたので、スッキリと「あ、じゃあもうオールOKです!ありがとうございます!」って感じになれた。
といえど見終わってどこか物足りなさも感じてるのは、この映画そのものが“エステラ”が“クルエラ”になる物語だからだと思う。
クルエラの飛躍はこれからが本番だと思うので、なんとしても続編作ってほしい!仲間4人もまた見たい!!

正直今まではクルエラそこまで好きではなかったけど、とにかくエマがはまり役で魅力的でこのクルエラがすごく好きになった。
『101匹〜』へのサービスは今作である程度やってくれたし、もう『101匹〜』の話ガン無視でもいいからこのクルエラの話がもっと見たいと思ってしまう……
そしてこの路線で行ってくれるなら、他のDヴィランズ映画も作って『マレフィセント』もいつかリブートして実写ヴィランズユニバースやってほしいと思った。
茱萸

茱萸