フィギュアをよく見てるわけではないし、劇中で描かれる事件のことも全然知りませんでした。
インタビューシーンとドラマシーンで画面サイズを変えながら、いろんな登場人物の視点を交えて事件の背景をコミカルかつテンポ良く追っていく。
ただ、このテンポ、実は僕にとっては速すぎちゃったんですよね(笑)
トーニャも元夫も母親も、言ってしまえば全員クソ野郎でして「マジこいつら何やってんだよ…」ってのをひたすら繰り返していく。
ここをコメディとして観ちゃえばいいんだろうけど、そのスピード感にうまく乗れず、クソ野郎オンパレードをひたすら観続けさせられた、という気分になってしまいました。
単純にあんまり合わない映画だったかな、と。
トーニャのこともクソ野郎じゃんって思っちゃってるので、気の毒だと寄り添う視点で観ることご出来なくて。
マーゴット・ロビーが熱演してるのは伝わるけど、やっぱり内面に入り込めてないから、観終わったところで感ずる部分が薄くなっちゃいましたね。
ただ、母親役のアリソン・ジャネイは、本当にこんなヤツいるの⁉︎ってくらい憎たらしくて、見た目のインパクトも強く、最初の登場時からムカつきまくっていました。