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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのkuuのレビュー・感想・評価

4.0
4歳+毛皮+コスチューム+オリンピック+トリプルアクセル+靴ひも+ボクシング◎



監督 クレイグ・ガレスピー
主役 マーゴット・ロビー
助演 アリソン・ジャネイ

とにかく凄まじかった💦怖かった💦
事実と異なる部分もあるだろうけど
概ねあんな感じなのかと思うと複雑
毒親に毒夫とその仲間…不運の連鎖
彼女のハード過ぎる人生に涙出た😢
「暴力は生活の一部!」と語る彼女
映画が全て正しいわけではないけど
トーニャへの印象や当時の記憶とか
私の頭の中はそれなりに修正された

トーニャの幼少期をマッケナ・グレイスが演じているのだが非常に良い
同時期の『ギフテッド』のメアリー・アドラー役も彼女だけど上手い💕

そしてマーゴット・ロビー!顔立ちは似ても似つかないのにトーニャ!
あの気丈さと負けん気など全身に現われていて本人が乗り移ったよう🔥
アイスホッケーのチームにいたそうで📝スケートはお手の物でビックリ
氷上の演技はプロスケーターとCGらしいけどマーゴットの滑りも必見!
エリザベス1世と同じく哀しみの中強く生きざるを得ない女が似合う😭

最も印象に残ったのは彼女の母ラヴォナを演じるアリソン・ジャネイ!
どうやったらアリソンがあの風貌になるのか💦あの冷たさはどこから…
賞を総なめにして当然!ラヴォナの描写がこの映画の印象を操作する💦
実際はもう少しソフトらしいけど…この映画をエンタメ化するには必要
わかりやすく毒親で非情で冷徹で不器用で…愛し方を知らない人物像だ
その結果としてのトーニャの自己否定とその裏返しの自己アピールか…
愛し方を知らない母と愛され方を知らない娘の物語に思いを巡らせた😢

「アメリカには 愛する仲間と 憎い敵が 必要なの!」

『クルエラ』も面白かったけどクレイグ・ガレスピー監督って興味深い
切り口が独特で他の作品も観てみたくなった!予想外の面白さだった💕
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