YuuyaSawamura

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのYuuyaSawamuraのレビュー・感想・評価

4.1
youtubeでたまたまこの映画のレビュー動画を見て気になってました。
youtubeの時は涙を堪えながらメイクするシーンのマーゴット・ロビーの演技に衝撃を受けたのですが、トーニャのバックボーンを感じながら見るメイクシーンはまた違った衝撃でした。

望めば望むほど環境と願望が真逆になっていく彼女の人生。
自分にはこれしかないと心の奥の底から信じ切った、悪魔崇拝とでもいうような性格。
言葉は汚いですが、血反吐を吐きながらも地を這いつくばって、もがき苦しみながらも美しいスケートの世界で滑り続けるトーニャの生き方には一種の美しささえ感じます。

記者が言っていた、「バカしか登場しないあの物語の中」で唯一成功したのがあのバカ2人だけっていうのは凄い皮肉だし、とても的を得てるなと思いました。


後、お母さんの性格が清々しいまでに振り切った性格過ぎてるのに落ち着いた先がインコで面白かったです。
YuuyaSawamura

YuuyaSawamura