センゾー師匠

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのセンゾー師匠のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃に騒ぎになってたトーニャ・ハーディングの物語。
当時は、今ほど日本ではフィギュアスケート人気なかったけど、それでも結構大きなニュースだったから、アメリカでは本当に大騒ぎだったんだろうと思われる。
この当時ってフィギュアスケートってアメリカ🇺🇸相当強かったんだなぁ。今の日本みたい。現代の日本に起きたら大騒ぎだな。

毒親に育てられ、スケートのために学校も続けられないほど、スケート漬け。それでも才能を見いだして、貧しい中トーニャにスケートを学ばせる母親の心境はどんなものなのか。

愛されたくてスケートする娘を叱咤(激励はない)する事しかできない母親も、愛し方を知らない不幸な生い立ちなのか気になる。

母親がもう少しマトモだったら、トーニャも変な男共とも関わらない生き方ができたんじゃないかと思わずにいられない。ついでに、もっと審査員にも気に入られる性格にもなったんでは。好き嫌いとかでジャッジしちゃダメだけど、結局芸術点というふわふわしたもので、苦しめられる選手がいるのはいつも一緒。

とは言え、一番のクズはジェフの友達か。というか頭ちょっとおかしい。(真相はわからないけど)こいつが引っ掻き回さなかったら、そもそもトーニャは初めてアメリカで初めてトリプルアクセル跳んだスケーターとして、メダルとれてなくても、アイスショーやコーチなど、スケートに携わって生きていけたかもしれないのに。

最後に、今は子どももいて造園とか大工仕事してるらしいけど、ボクサーとか迷走中から現在までの人生もちょっと気になる。

トーニャ役の女優さんは、下半身が逞しいところも本人に寄せて調整したのだろうか。母親役の女優さんも上手い。俳優さんがビジュアルかなり本人に似せてるのが、エンディングで分かる。