法月

アリーキャットの法月のレビュー・感想・評価

アリーキャット(2016年製作の映画)
3.7
窪塚洋介ファンが待っていたのは、こんな窪塚洋介なんだろうな。
理屈抜きでかっこいい、魅力的。
降谷建志、最初は微妙な感じだったけど、だんだん好きになっていく。不思議な魅力を持ってるね。これも親父さん譲りかな(こんな言葉を聞いて本人が嫌な顔するのか嬉しいのか、は、わからんけれど(^-^;......)。

巻き込まれ型クライム・ムービー。
出だしはOK。けれど、終盤の展開はちょっと乗れない。
リアリティが薄まっていって、ストーリーに没頭できなくなるんだよね。

わけありシングル・マザー、市川由衣はそれっぽくて良かった。色っぽさも丁度いい。
最近は「サイクルおじさん」な火野正平の存在感も流石だった。
もしかして本当にこんな人?なんて思わせてしまう品川祐のキモさ。本人にとってプラスなのかマイナスなのか( ̄д ̄).....

根っこが昭和な人間なもんで、「傷だらけの天使」のショーケンと水谷豊のコンビを思い起こされたりもして。

タマとリリー・コンビの続編も観てみたいな、って思ってしまったってことは、けっこう好みな作品だったってこと、ですね。
法月

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