アニー・イン・ザ・ターミナルのkokonamaのレビュー・感想・評価

【夜のネオン街で働く女の２つの顔】

駅のターミナルのカフェで働く女。深夜に男が来店する。病気で余命を宣告された男に死に方を提案する。女にはいくつもの顔があった。

前半の靄がかかっている不思議な感じから、後半、復讐劇に転じて駆け抜けていく感じが好き。３組の人間を上手く物語に組み込む構成が見事。

夜のネオン街の鮮やかな色がより不思議な感じを際立たせていた。

後半に出てくる男の口笛が耳に残る。口笛を反復させて残していく感じ。