kokonamaさんの映画レビュー・感想・評価

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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.6

心の中のもやもやとした感情、言い表せない虚無感みたいなものが伝わってくる映画。冒頭の喫茶店のシーンに象徴されているみたいに、近くにいる客の世間話にピントがあってるみたいな主人公。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.4

息子と二人で暮らす母。彼は、衝動的で多動で時に手がつけられなくなってしまう。彼の為にと支払う慰謝料が彼女の身に重くのしかかり彼女は疲弊していた。

色彩や構図みたいなものも素晴らしいし、カルチャー的な
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あのこと(2021年製作の映画)

3.2

中絶が犯罪とされる当時のフランスで臨ま望まぬ妊娠をした一人の女子学生。なんとしてでも学位を取りたい彼女は、痛みに耐えながらも、激しく葛藤する。

煩頭(2010年製作の映画)

3.0

すごいシュールなショートフィルム。突如として現れた球体は、街を彷徨い、おじさんに虫のように払われ、やがて大仏の元に帰っていく。

0cm4(2000年製作の映画)

3.0

色のない世界に生きる男。手術直前、彼は期待と不安で頭がいっぱい。破壊衝動に駆られ街を赤スーツで走り回る。

こわす。(2021年製作の映画)

3.0

家業のクリーニング屋を継ぐ娘。両親の離婚に板挟みにあいながら、同年代の友達にも馴染めない彼女。彼女の安定剤は何かを壊すこと。

処女(2001年製作の映画)

3.4

バカンスに来たある家族。容姿のいい姉と小太りの妹。対照的な彼らは、レストランで出会った大学生の男により、仲を引き裂かれることになる。

高校生の姉が処女を捧げると瞬間を切り取ったドラマで、ラストの締め
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.6

ミステリーなんやけど爽やかさみたいなのがある不思議な作品。

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.8

娘が持つ香りの能力。物語の構成だったり挿入される音楽のタイミングだったり、不思議な魔力を持った作品。

キャンセル兄ちゃん(2022年製作の映画)

3.0

斜め卵によって、同棲している彼女の妊娠の事実を鞄から偶然見つけてしまう。配達員としての不安定な生活からちゃんとした仕事に就くことを彼女にうちあけるが、、、、

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.2

家族の元へ離れ、南フランスでのバレエオーディションに乗り込むポリーナ。彼女の目に映るのは、冬の森に佇む一等の鹿のような孤独。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

4.0

幼少期にタイムスリップしたような気持ちになれる。大人びた女性に少年が恋心を抱き、湧き上がる感情を劇的に描いていた。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.7

隠れた面白い作品。男の不可解な行動がラストで収束していく。

アシスタント(2019年製作の映画)

3.5

新人アシスタントの一日を追った映画。長時間労働のストレスからくるフラストレーションが画面越しによく伝わってくる。

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.1

ゲイであることを隠しながら過ごす高校生活。そんな日々の中で彼女ができる。10代の繊細な心の機微を描くヒューマンドラマ。

デスパレート・ラン(2021年製作の映画)

2.0

ジョギング中にいっぱい電話して息子は無事でしたみたいなiphone越しに展開される走るお母さん映画。

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

サクサク進行していく。ワンシチュエーション型SF。

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.5

邦SF。静かで壮大なスケールの物語は、割と珍しい感じがする。

コーポ・ア・コーポ(2023年製作の映画)

3.2

大阪の小汚いアパートに住む人たちの群像劇風のストーリー。母から逃げるように暮らすその娘、ママ活っぽいことをしているエリートサラリーマンみたいな男。タバコ交換しようおばさん。性的なサービスを営む初老のオ>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.3

手に汗握るアトラクション系映画。砂漠に飛び立つ鉄塔に取り残された彼女たちは、命の限界を感じ走馬灯のように人生をフラッシュバックする。とにかく色々試行錯誤の連続。携帯を吊り下げて電波が入るところまで落と>>続きを読む