FREDDY

アニー・イン・ザ・ターミナルのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ロンドンの街を舞台に、さまざまなトラブルを収束させる美女が仕掛ける復讐劇を描いた、マーゴット・ロビーが製作と主演を務めたスリラー作品ということで。印象としては、可もなく不可もなくといったところですかね。アニーを演じたマーゴット・ロビーは魅力的でしたし、ミスター・フランクリンを演じたマイク・マイヤーズやビルを演じたサイモン・ペグは目に強く残るほどで、それぞれに味があり、この顔ぶれだけでも個人的には観る価値はありました。そして、ロンドンの街を舞台に描かれる、ダイナーで働く謎の美女・アニーの復讐劇は、随所に散りばめられた謎を解き明かす面白さはありますし、アニーが台詞のみで男たちを翻弄していく様は見物。だが、本作の要である"伏線"がどうもいまいちと言いますか、前半部分で様々な伏線を張り巡らしていくわけなのだが、その"張り方"といえば大半は台詞のみで登場人物らの掛け合いの中にあり、そのどれもが気に留めるほどのものではなく、点と点が線で結ばれたところで何の驚きもないですし、印象に残っていないものの謎が解き明かされても"後出しじゃんけん"としか思えない。すべての謎が解明されるかと思いきやそうでもないですし、ラストに明かされるものはごくごくありふれたもの。前文で触れた通り、謎を解き明かす面白さはあるが、"答え"は面白くありません。なので本作はオススメは難しいですし、片手間程度の視聴が丁度良いかと。
FREDDY

FREDDY