B級怪獣エイガ

ピーターラビットのB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
4.5
単純に滅茶苦茶面白く楽しい。

今作で特に良かったのはカメラワーク。小さなうさぎの目丈までカメラを落とし、素早い彼等を中心に捉え、後ろから追っていくカメラワークにはワクワクドキドキした。かっこいい。カットの割り方もかっこいい。

また、全編に散りばめられたギャグがいちいち笑え、そして楽しい。メタ的ギャグが意外と多くて嬉しい誤算だったし、トイレの水を飲もうとしたトーマスのくだりは声出して笑った。
はい、このトーマスというキャラが超最高。素晴らしい。ブチギレてBOOM!!のシーンやおもちゃ屋でブチ切れてガッシャーン!のシーンなど暴れっぷりがイイ。それでいてスタイル抜群で何してもかっけえのが良い。特にラストの戻るくだりの一連のシーンは最高にクールだった。(胸につけてた名札?投げうさぎ2匹と都会の路肩走るとこかっこいい。)
うさぎ達も滅茶苦茶可愛いく最高。可愛くなかったらもはやモンスターだが。

あとシーンが切り替わったり、盛り上がるシーンで音楽がバンバンかかるのも楽しさに持続と加速をもたらされて良かった。
中盤若干間延び感を感じなくもなかったが終わって振り返るとずっと面白かったように思う。

これは個人的な話だが、前実写化ピーターラビット映画である『ピーターラビットと仲間たち(1971)』を予習していたたため、冒頭シーンから『あっ、イカれてるやつだ。あっ、尻尾ちぎれたやつだ。あっ、飛翔したやつだ。』と、要所要所ピーターラビットのキャラ達の登場にとても楽しめた。

正直かなり好き。
続編も必ず劇場で見たい。