「うさぎVS隣人」の仁義なき戦い、という前評判を聞いて「それは本当にピーターラビットなのか( ºωº )!?」と恐る恐る観に行ってきた。確かに仁義なき戦いだった。
私の実家にはピーターラビットの食器セットがあり、スープの底から無表情にこちらを見返すうさぎ…これが私のピーターラビットの記憶だった。
しかし、この映画のウサギたちは、柵をすり抜け野菜をもぎ取り、畑を駆け抜ける大変アクティブな野生生物である。心から裏切られた気分だ。
そんなピーターラビットたちの天敵であるマクレガー青年も大変に良い味を出している。彼の俳優ドーナル・グリーソンはスター・ウォーズ7/8にハックス将軍役として出演していて、私が映画館に足を運んだのも、実を言うと彼を見るためだ。
神経質で癇癪持ち、でもどこか憎めない…役柄はハックス将軍と共通する部分もあり、彼が一層好きになった。
ちなみに、スター・ウォーズ7/8でヒロイン・レイ役を務めたデイジー・リドリーは今回、ちょっと天然で好戦的なうさぎの一人(一匹?)を演じている。こちらも、役柄がちょっと似ているような気がしなくもない。
ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターの財団は、ピーターラビットの実写化を今まで拒んできたという。それが今回ゴーサインが出たのは、この脚本ゆえなのだろうか。わからない。でも大好きだ。