あでゆ

ピーターラビットのあでゆのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.7
イギリスの湖水地方。いたずら好きなうさぎのピーターと心優しい女性ビアが暮らす家の隣に、ロンドンから神経質そうな青年マグレガーが引っ越してきた。彼がビアに惹かれたことで、ピーターとマグレガーはライバル関係になる。さまざまないたずらを仕掛けるピーターに、マグレガーも反撃を試みる。

ゼベットおじさんの死後に訪れた楽園、そしてそれを再び奪うハックス将軍というプロットがクレバー。絵的な爽快感にとても溢れていて、最初から最後まで多幸感に溢れる映画だった。

ただやはりそこはハックス将軍、やられ役として期待されていたようで、割とやられっぱなしになることが多かったので結構同情した。ぶっちゃけ一匹くらい犠牲になってもよかったんじゃ...笑 観ていて結構ムカついたし。
まぁそうは言っても俯瞰すると、序盤は勝利を収めてるし、ラビット達は家も失うのでまぁ痛み分けかなと。

誤解による失敗を二人で解決していくというストーリーは単純明解な一方で、非常にメタな構造も含んだセリフが散りばめられていたりと、子供が見ても大人が見ても満足いく作品になっていたのではないかと思う。

あと全体的にどこを取っても音楽が素晴らしい。鳥の歌は特にだけど、中でもラップみたいなとこはよくあんな選曲したなと思うし、映画にちゃんとあってるのも頭おかしいと思った。日本語吹き替えも評判いいのでそっちも気になるなぁ。
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