今まで観たイラク戦争モノで最高の一本。
先に断っておくと、一般的な戦争映画のように過激な戦闘シーンもカーチェイスも爆撃もない。
登場人物も2人(と+α1)と極めて少ない。また、米兵が足を撃たれて全く動けない状況を作ることで、意図的にシーンを限定している。
物理的な広がりが極端に狭められているお陰で、米兵とスナイパーのやり取りに注目せざるを得なくなり、結果的に感情移入がとことん進む(私はこれを三谷幸喜効果と呼ぶ笑)
スピルバーグの「激突」に似たスリルと「7(セブン)」に似た不気味さが同居しておりあっという間の90分。
とにかくよく出来た映画。