ジェリーわたなべ

軍旗はためく下にのジェリーわたなべのレビュー・感想・評価

軍旗はためく下に(1972年製作の映画)
4.8
眼が画面に釘付け
年の瀬に今年最高の映画に出会った

ゆきゆきて神軍で話されていた
戦場の映像化といったような内容

極限状態において浅ましさが剥き出しになった兵士の振る舞いをどうして批判できるだろうか

戦後保身に汲々として責任転嫁ばかりしている人間が社会的地位相応に偉いのか

天皇の話も僅かに出てくる
しかし自分にとっては国家システムの恣意性こそが最も心に訴えかけてくる問題だった