電気羊

夜明けの祈りの電気羊のレビュー・感想・評価

夜明けの祈り(2016年製作の映画)
4.3
色々とヘビー過ぎる作品。
大戦後のポーランドの修道院が舞台。

占領軍のソビエト兵にレイプされたシスターたちはほとんどが妊娠してしまう。
修道院の閉鎖を恐れた院長の命令により、秘密を守るため出産された乳児は里子に出すことになっていたはずだったのだが、真実は闇に隠蔽されることに。

シスターの一人が内緒で自分たちの出産を助けてくれた女医に語った「女たちにとって終戦は恐怖の終わりではなかった」というのは、人間の業を現している。真に罪深きは宗教か人間か。
電気羊

電気羊