夜明けの祈りの作品情報・感想・評価・動画配信

「夜明けの祈り」に投稿された感想・評価

nana

nanaの感想・評価

4.0

戦争の悲劇と実在した人物が起こした奇跡


1945年12月のポーランド
ソ連兵の蛮行により7人の修道女が身ごもる。

キリスト教
中絶が宗教的に許されない修道女。
女性ばかりの修道院を襲った卑劣な悪行。
苦しみ、苦悩に苛まれる。

理解されない
彼女たちは被害者で悪くないのに。
陵辱が国策って…。

自殺さえ許されない宗教観。

産まれようとする命と逃げ場のない命。

7人に寄り添うフランス人医師·マチルダの使命感に感動した。

修道女であるから
診察もままならならい7人を投げ出さない姿勢。
 胸を打たれる。

自らを危険に晒しても立ち向かう。
女性1人でこんな事が出来る人って…

勇気ある尊い心。

目をそらしそうな史実に灯った希望。


ラストが感動をくれる。
K

Kの感想・評価

3.6
第二次世界大戦後のポーランドでの修道院がソ連兵士に襲われ修道院のタブーを破ってレイプされ妊娠してしまった7人の修道女、修道院のタブーを破って彼女たちと新しい命を助けるフランス人女性医師の実話。

それぞれの守るべきものの葛藤、そして何より彼女たちをそんな葛藤に陥れた卑劣な行為に怒りさえ覚える。

ラストの不幸の中の幸せに少しだけ救われた。
umeko

umekoの感想・評価

-
シスターの『信仰は24時間の疑問と1分の希望』って台詞良かった

このレビューはネタバレを含みます

ポーランドで戦時中に実際に起きたことを元にした作品。
ポーランドの修道院が舞台。
ソ連軍兵士による強姦で不覚にも妊娠してしまった数人のシスターたち。
その中の1人が意を決して助けを求めたのは若きフランス人の女性医師。

日に日に大きくなるお腹。
修道院長の言葉。
尊い生命。
宗教とは?
信仰とは?
優先させるべきものは何かを神は教えてはくれない。
どうすれば、彼女たちの心身を救うことが出来るのか…必死に考える女医。

ラスト、辛く哀しい過去を乗り越え、自由の身になっていく彼女たちの姿に安堵した。
実際にはもっと辛い目に遭ったシスターたちもいたのではないだろうかと思うと胸が苦しくなる。戦争の影響はあらゆる所に及んでいると改めて感じた。

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦直後のポーランドを舞台とした人間ドラマ。
実在のフランス人女性医師が遺したとされる日記から生まれた物語。

感動の実話なんて単語に釣られたけど、それが詐欺なんてこともなかったけど、それでも個人的にはきつかった。

修道院で起きた悲劇。
命を救うことを妨げる障害の数々、信仰の意味を問う軽々しく扱えない重い内容。
序盤から物悲しい雰囲気の中、それでも諦めまいと思ったのだけど、途中の描写で気持ちが切れてしまいました。
それは物語が退屈というわけではなく、本当に辛くなったから。

以降早送りで鑑賞してしまいましたが、結果的には予想通りの終わり方となりました。
意外性を求めるものではない、戦争が残した悲劇の中で救われたものを目の当たりにできる意味のある内容だと思えました。
rumrum

rumrumの感想・評価

3.8
ポーランドの修道院で実際に起こった実話。
ソ連軍の兵士たちによって妊娠してしまった7人の修道女たちの苦悩。そして現実。
助けを求められた若きフランス医師。
悲劇も起きるけどラストは良かった。
母としての新しい形に収まった。
感動した。
hihohiho

hihohihoの感想・評価

4.0
伝えたいテーマが

しんと

雪のように降ってくる映画。名作。
Nao

Naoの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とても印象的だったのが、後半、しかも終わりかけ以外ほぼBGMがない。
修道院に響く足音、ランプを置く音、妊婦の悲痛な叫びがリアルにこちら側にも伝わってくる。凍えるような身体の芯まで冷え切ってしまうポーランドの気温さえも。

悲惨な実話に基づくお話。シスターたちの信仰心と現実に起こったことへの矛盾についての葛藤や、疑問が解決したのかというと微妙な気がする。宗教や信仰心ってすごく難しいものだと改めて感じる。観た後はつい無信仰主義者になってしまいたくなった。神なんて存在するのだろうか。
終戦間もないポーランド。
赤十字で活動するフランス人のマチルドを、
一人のシスターが助けを求めて訪問する。
導かれるがまま辿り着いた修道院には、
ソ連兵に陵辱されて妊娠した7人のシスター。
ポーランド人であること、シスターであること、
そして信仰が、容易に出産することを許さない。
マチルドは彼女たちを救えるのか。

冒頭で「実話に基づく」と宣言され、
悲惨な現実があったことを知る。
物語自体は複雑ではないのだが、
宗教や妊娠、出産は想像の中でしか理解できず、
シスターたちの心情を共有しづらい。
あの涙、表情、言葉、祈りの裏には、
どれほどの苦しみや悲しみが隠されているのか、
想像しえない。

信仰も宗教も同義に等しい自分にとって、
信仰とは何か考えさせられる。
神という絶対的な存在がありながら、
人生に疑問を抱きつつ、試練や愛と受け取る。
強い生き方、と捉えることもできる。

しかし思ったよりはっきりした結末へ。
シスターを辞めた女性が「自由」を語り、
信仰を貫き通した院長が「悪」として描かれ、
なんだか今までのモヤモヤとした展開が、
すっ飛ばされた気分。
実話に基づくとはいえ、
まるで映画のようなドラマチックな展開は、
作品の雰囲気に合っていなかったように思う。
もっと考えさせて、悩ませて、
観客に委ねてもよかったのでは。
YaMa

YaMaの感想・評価

3.0
夜明けの祈り
【観た回数】1回
【自分にとってどんな映画だったか】
現実に起きてきた悲惨な出来事を知る事で
今、私はとても幸せな状況下で生きられているんだという感謝の気持ちを改めて持つ事の出来る映画。
絶望的な時であっても希望を見つける事の大切さを知った。

【印象的なセリフ】
「信仰は24時間の疑問と1分の希望。」

【映画をみて考え方が変わった点】
世界で起こった悲惨な現実から目を背けてはいけないということ。
楽しい、幸せ、だけでは人が学ぶ事に限界があるということ。これは私が私に対して感じた事。

「信仰」とは、という事を考えるようになった。
祈る事で救いを求めていたが、マチルドは自らの手で人々を救ってあげていた。そんな姿をみて色々な事を考えさせられたがまだまだ自分の中で考えが纏まらない。

【好きなシーン】
雪の中で祈るシーン。
幻想的で美しく、悲しげな想いがひしひしと伝わってきた。
歌うシーンが美しかった。
全体的に暗めのトーンで、昔美術館でみたミレーの絵画をみた時の気持ちに似た気持ちでみていた。

【この映画を私にオススメしてくれた方へ】
最初から最後まで胸が抉られる想いで観ました。
息が止まるような感覚。
この手の映画が自分では選択しないので、
観る機会を与えてもらってよかった。
ちょうど、この頃に行われていた人身売買の話を載せた本を読んでいたので実話に基づいている話なんだと思いながら観ていました。
更に修道女となると公にもしたくない気持ちもあるだろうし…信仰に背く形になる事でかなり苦しかっただろうという気持ちが伝わってきました。
これは、様々な問題が背景にある映画ですね。

余談ですが人買いから逃げてきた女性を救う修道院もあったようです。。。


【鑑賞日】2019.9.8
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